着ぐるみパンダさん 2020-08-02 17:23:34 |
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【暖かな日差しが差し込む王都では、戦争の最中とは思えない程に緩やかに時間が過ぎていく】
【時刻は昼過ぎ、皆が平和に昼食でも摂ろうかという時】
【しかし、王城にほど近い場所にある軍の練兵場では、まだ暑苦しい掛け声が響き続けていた】
『ひとぉつ、ふたぁつ、みぃっつ!ひとぉつ!ふたぁつ!みっつ!!』
踏み込みが甘い、突きが甘い!ただ刃のついた棒を前後させているだけでは敵の鎧は砕けんぞ新兵共!
声だけ出していれば良いと思うな、一突き一突きに命を籠めるんだ!
ひとぉつふたぁつみぃっつ!!
【教練用の木槍を突き出し続ける新兵の一隊へ、一人の老人が怒声を飛ばしている】
【老人の名は「オーガスタス・オローク」、軍内では一師団を操る将軍である】
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