刀鍛冶の語り部 2020-07-24 08:42:17 |
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世界観
刀一本でその名を乱世の世に轟かせた後に消えた後、江戸の街に突如として姿を表し、鍛冶師となり数々の刀を残した大剣豪雲来。その者が打つ刀の出来は凄まじく、今まで名刀として飾られていた刀が鈍として捨てられる程であった。
しかしながらその刀はそんじょそこらの武士に扱える様な代物ではなく、扱えぬならば売るしかないと人の手を渡り続けた結果、全国各地に刀がばら撒かれる事となった。
時は過ぎ雲来の死後、幕府に不満を持った平民による反乱が起き、幕府はこれを即座に鎮圧した。
…たった1人の鎮圧に2万人という膨大な犠牲を出して、であるが。
雲来の刀を持っただけの人間に2万人の兵が負けるという事態を重く見た幕府は、雲来の刀を回収する事を決意し天剣招令と呼ばれるお触れを出すも、それは結果として更なる戦乱を呼んでしまった。
時は江戸、されど喧騒は戦国の如くどよめいて。ただ目を凝らしても、見えるは因縁と思惑の霧ばかり。前も見えぬこのご時世、果てさて、あなたは何処へ行きますやら…
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