ストーリーテラー 2020-07-15 23:39:22 |
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>>アリス
うん、うん、リープだよ
(聞こえた声は鈴が転がるよう、揺れる長い髪はまるで星のよう。眠りに落ちる前、広間で見かけたその姿は物語で見た通りのものだった。隣りに白い兎を従えた、一人で王国を、女王を言及し、その夢から放り出された少女アリス…印象的な青い瞳に憧れを抱いて覚えた彼女の名前。そんな目の前の少女から名前を呼ばれる日が来るなんて…それこそ夢のよう。嬉しそうに数度頷いては早足に歩み寄り、「アリス、アリス、アリスもお散歩?」と口角を緩く持ち上げ、)
>>アルディス
人魚、の…ええと、
(誰の部屋かも満足に理解しないまま、叩いた先から聞こえた声は天使と相違ない。開いた扉の先から見えたのは、ふわりと広がったサンゴのような髪と空を映した海のような瞳。あの時、広間にいた少女だと気がつくものの、人魚姫の逸話はこの世界に溢れていて…彼女の名前がどれなのか、何なのかを思い出すには至らない。それでも、彼女の物語を知っていると伝えるために「声、綺麗」と淡く微笑んで)
>>ヘンゼル
(ふわふわとした足取りで進んでいたのは静かな廊下、執事を大人しく待つほど淑女ではなく、けれど知らない場所を無防備に歩き回るほど世間知らずのお姫様でもいられない。だって、己は眠り姫なのだから。と、聞こえた声に立ち止まり、じっとその方向を見遣る…少年だ、広間にいた少年がいる。不安定な足取りはブリキ人形のよう、それでも必死に動くその脚に、なるべく怖がらせないようにとゆっくりと歩み寄り…けれど、その瞳に浮かんだ水滴に気がつくと「…泣くの?」とおずおずと尋ね。名乗るべきだと言うのに。じっと水溜まりに映った空のような瞳を覗き込み…本当に涙に濡れて晴れた日の雨のよう)
(/絡み文ありがとうございます!ドッペル推奨で、尚且つ御相手様は特に固定ではございませんので…お手隙の際にご都合の良い形でご参加いただけますと幸いでございます。早速愚娘を向かわせていただきました、何卒よろしくお願いいたします/蹴)
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