御伽話は全部嘘

>>アリス

（かちりと扉を開けて廊下へ出たのが数分前。更に、そこから誰の影も見えずただただ蝋燭の灯りがともるだけの廊下を歩き続けていたのが数秒前のこと。目の前で揺れた人影は、己と同じく少女のようで、己の金色の瞳に映りこんだ彼女の髪は錦糸のよう。「…あなたは、アリス？」と彼女の問いかけに答えることはなく、その場に立ち竦むと、問いかけと共に首をゆっくりと傾け）

（/背後より失礼いたします！新たに絡み文をご提出いただき誠にありがとうございます！こちらこそ、説明不足で失礼をいたしました。愚娘ではございますが仲良くしていただけると幸いです/蹴）

>>アルディス

（刻々と過ぎる時間、答えのない問に立たされているかのような感覚に急かされて、眠り姫は眠たい眼を擦りながら廊下を足早に進んでいた。誰でもいい、なんでもいい、声を聞いて、それから此処に放り込まれた不安を共有して…あわよくば出ていきたい、あわよくば味方に出会いたい。けれど、果てしなく続く廊下に人影はなく…目に入ったのは己の部屋とは様相の違う扉。礼儀はイマイチ分からないけれど「…どなたかいらっしゃいますか？」と問いかけながら扉を軽く叩く、青い扉のその奥に居る彼女の返事を待つように）

（/背後より失礼いたします、早速絡みに向かわせていただきました！愚娘ではございますが、何卒よろしくお願いいたします/蹴）