かんりにんさん 2020-07-06 16:54:04 |
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>23 美海
また、そんなこと言って。
(( ふざけていたのなら問題ないわけで。悪戯っぽい笑みに遊びがエスカレートする空気を察知しては、水着になっておけば良かったか、なんて無理なことを思い。暑くて冷たくて、そよそよと吹く風は何だか生温い。微妙な環境に置かれているのにと関わらず、テンションは上がる一方。都会にいたら感じないであろう新鮮さが気分を高揚させるらしい。「後でまた遊ぼうよ、ちゃんと着替えてさ」問題ないように改めて来ようと決心しつつ、同意を求めるように視線を送り。それから気持ちの変わらないうちにゆっくり歩いていくと、木陰に下ろされた荷物たちの元へ。じりじりと照り付ける太陽が遮られたそこは限られた空間ながら落ち着ける場所でもあり。「美海は何持ってきたの?凄い荷物だけど」騒がしい仲間のことは意識の外に追いやり、何やらはち切れんばかりの量の何かが詰められた鞄を持つ彼女へと問い掛けを。たくさん持ってきすぎて此処に来るまでに検査に引っ掛かりかけたのでは、なんて杞憂かもしれないことを考えて ))
>24 日向
ちょっと、何よそれ。さすがに私でも必要なものが何かくらい考えられるんだからね?
(( 取り出したものを見せた途端に返ってきたのは、さっぱりしていて酷いが、それでいて彼らしい反応であった。今更本気で怒るようなことはしないが、形だけでも怒ったふりはしておいて。荷物をまったく何も用意しなかったとしたら生き延びられる気がしない。特に六人組の中の男性陣なんかは彼以外皆浮かれた輩。自分がしっかりしていないと危ないわけで。しかし、彼が何となく浮わついているのは見て取れる。誰もが冷静でいられなくなる程の非日常はやはり素晴らしく、これから数日掛けて堪能しようと考え。「さすが歩く辞書。なら……よし。見て、取れた」多くの知識を持つ彼から木の実が安全であるとの確認が取れると、木に登ろうとはせずにそこらに落ちていた石を木に向かって投げ。するとコントロールが上手くいったのか一発で当たり、木の実をキャッチしては彼へと見えるように掲げてみせ ))
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