おや、快諾されてしまった。縛り付けない程度に留めておくさ ( 驚愕の色双眸に宿し僅かに目を見張り / 揶揄いの視線から逃れる様に掌翳し乍冗句一つ ) それじゃあ早速、手を繋いで一緒に向かってみるか?( 頬に触れた唇にふと眦弛ませ / 何時ぞやかの戯言口にしては片眉上げ窺い見て ) ああ、勿論だ。果物を切る手間が減って助かるし、何より恋人との作業は楽しそうだなあ ( 表情綻ばせ是非と快諾し )