ミッドナイトブルー 2020-06-01 18:12:20 |
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>ウィルさん
っ、ぁ…違うの…!
(混乱した思考がまとまり、隣に立つ同居人を見ればまるで雨に濡れた犬のようにしゅんとしていた。)
ごめんなさい!ビックリして思わず!
怒ってるわけじゃないの…。
(嫌われたかもしれない。そんな事はない、と否定したいが根が悲観的なレインの頭脳は肯定しかしない。
ウィルは気の配れる優しい子だから自分が疲れたからと言って無闇矢鱈に魔法を使ったりしない。転移魔法に慣れていない自分相手なら尚更。それなのに使ったということは…。そこまで考えて自分の失態に気付く。魔法を使って疲れがあったとはいえ、それをウィルに悟られてしまうことも、ウィルの優しさに気付かず声を荒らげてしまったことも。どれもこれも失態だらけだった。)
私の方こそごめんなさい。貴方の優しさに気付けなくて。ありがとう、ウィル
(溜まりに溜まった罪悪感を今度こそ押し込んで微笑みかける。ドアに解錠の魔法をかけ、戸を開く。慣れ親しんだ花の香りと紅茶の匂いに少し落ち着く。)
ほら、貴方も。
(自分が先に入り、戸を開けたまま待つ。もしも、まだ自分を見捨てず入ってきてくれるなら、それなら私が紅茶を入れよう。そして私と貴方の大好きなティータイムにしましょう?そんなことを思う。)
>ロビンさん、シエルさん
魔法…?別に今でも構わないけど
(きょとん、と目を瞬かせ。少女の周囲に水と氷を創造し、フワフワと舞わせる。
魔法を使いながら師弟二人の会話を聞き、微笑ましくなって思わず笑い声をあげる。)
ふふ、本当に仲良しなのね。思い出話がいくらでも出てくるんですもの。それは仲がいい証拠よ?
(目の前の二人に「仲良くない」と否定されるような気がして先回りして言う。それにしても今は14.5歳に見える少女が、自分と同い年に見えたとはどういうことだろうか。少し考えもしかして、と自身の考えを述べる。)
貴方のその良すぎる魔力の循環と関係してるのかしら?
(魔力は言わば生きるための活力、エネルギーだ。若い人ほど循環が良く、歳を取ればとるほど周りが遅くなる。そして目の前の少女は、そこらの魔法使いと比べると幾分か循環が良いように感じた。自分の主観に過ぎず、あまり自信はないのだけど。)
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