おんなのこ 2020-05-15 14:21:05 |
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>結城 鳴
(声を掛けながら相手の側へと寄れば、己を見つけたであろう相手の顔が優しい雰囲気を伴いどんな表情でも常に己をドキドキとときめかせるのには変わらない。「もう、そういう鳴だって恰好良いんだからいつも心配しているんだからね?」と相変わらずまるで王子様の様な男装の麗人の相手に心配の種は尽きないためいつものように持っていた荷物を相手に預ければ、不意に身に着けたアクセサリーへと爪先で触れられて誉め言葉を言われれば、ただそれだけなのに天にも舞い上がりそうなほど嬉しさや喜びが気持ちを支配し、我ながらなんて単純なのだろうと常に相手の一挙一動に振り回されていることを痛感しつつそんな胸に渦巻く気持ちは外に出すことなく嬉しそうに笑みを浮かべながらお礼を述べて)本当?ありがとう!ねぇ、今日は何処に行く?今日は天気もいいからちょっと遠出してもよさそうかも。
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