Autophobia ＊ 〆

…おや、来ていたのかい。先日は色々と騒いで申し訳なかったね。元々精神が強い方ではないけど、どうも君絡みになると特に平常心が保てなくなるみたいなんだ。こんな姿他の人に知られたく無いから、その、是非とも内緒にしてくれると助かるよ…ありがとう（　頬掻き　）

一生懸命な君の事だから、抱え込み過ぎて疲れているのかな…人って余裕が無い時ほど変に卑屈になったり感情が昂ってしまう物だからね。僕なんかはしょっちゅうだから気持ちは何となく分かる。余計な励ましやお節介は君の心労を増やしてしまうだけだって分かっているけど…これまでこんな僕を支えてくれた君は、間違いなく心優しくて素敵な人なんだ。どうか自分を責めないで。……わざわざ聞かなくったって、君ならいつでも大歓迎だよ。ほら、こっちにおいで（　ベッドぽん　）

謝る必要なんて全く無いよ。言っただろ、何でも話して欲しいって。今の君に必要なのは休息、僕の事は気にしなくて良いからゆっくり休んで…あと気分に波がある時は食事も避けがちだけど、ちゃんと摂って。いいね？君からの返事は勿論嬉しいけど、それよりも君が元気でいてくれる事の方が僕にとっては何倍も重要なんだよ。僕じゃ何の力にもなれないかもしれないけど何があっても君の味方だし、ずっと側にいるから。
それとこれは提案なんだけど…僕としてはこのままで進行していくのも良いんじゃないかな、って。君と僕との秘密が詰まっているから、宝物みたいに奥深くに隠しておきたいんだ。これはちょっとだけ、考えておいて。

トレイシー、いつもお疲れ様。偶には立ち止まるのも悪くないと思うよ。大丈夫、これ以上ないくらい最悪の事が起きたって案外乗り越えられる物さ。悲観的なこの僕が言うんだから間違いない。君が戻って来た時の為に、美味しいドーナッツでも用意して待ってるよ。今はただ、君の平穏を祈ってる。ちっちゃくて健気で頑張り屋さんのトレイシーが、また心から笑えるようになりますように。君の不安が、一日でも早く解消されますように。…端的に書くつもりがまた随分と冗長になってしまった。思考を纏めるって難しいね。