アレク 2020-03-17 21:02:50 |
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>>116 アレクさん
はいっ!
(アレクさんの声に背中を押され、気合いを入れるように、心に巣食う不安に気を取られないように、大股でノシノシと力強く歩み始め。屋敷を後にし、貰った地図と何度も睨めっこをしながら足を動かしていれば、やがて先に示された目的地たる城門の姿が目の前へと迫って来て。ほとんど迷う事なく到着できたのは、地図をくれたアレクさんのおかげに他ならない。困ったことはなくとも、一度はあの屋敷に戻って挨拶とお礼をせねばならないだろう)
あの、すみません。アレクさんとおっしゃる方から、この手紙を持って此処へ行くようにとお聞きしたのですが。
(感謝と回想もそこそこに、ここまでの勢いが消えてしまわないよう、緩みかけた足取りに再び力を込めて門のすぐ下まで、これまたノシノシと進んでいき。その先にはおそらく門番か、その割には何処となく砕けた印象の人物がいる。ひとまずその人の元へ大股で歩み寄っては、握り締めてシワがついたアレクさんからの手紙を差し出しつつ、やはり固く緊張した声で此度の用件を述べ)
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