Kolekto de monstroj　【 3L 】

『面白そうな小説見つけたから、買っちゃった。ちょっと厚めだけど、まあこれくらいなら慣れてるしね。……ふふ、知的に見える？』

『なんだ、勘違いじゃなかったんだ。…僕ってそんなに疑り深いヤツだったっけ。駄目だ、落ち着け。ああ、もう、頭がぐちゃぐちゃする───』


名前：ドム
性別：男
年齢：20歳

性格：どことなく謎めいた物静かな雰囲気を滲ませる一方、冗談めかした振る舞いを見せたり、軽く意地悪するなどの子供っぽさを合わせ持つ。表情やリアクションは基本的に大きいものではないが、予想だにしない展開や言動に弱くその際には調子が狂い、少々砕けた態度が出てしまう。他者へ頼み事をするのは抵抗なく出来、愛想の良さも影響してか相手に親しみやすさを感じさせ、加えて甘え上手な面もある。褒めたり好意を言葉にする事を躊躇なく行うのも相まって人の懐に入りやすく、短い期間でその場に溶け込む傾向に多い。傍目からは素直なようでいて、自分の本心を全て明け透けにはしない。接する時も懐こく見えるものの、実際はそれとなく一線を引くといった捻れがある。

容姿：アビシニアンの獣人のため全身は被毛に覆われており、毛色は艶やかに照り映えるルディ。176cmの身長にしなやかなシルエットが浮かぶすらりと細い体つき。骨格のほとんどは人と同様だが、頭部は猫そのもの。錆色の短髪は所々が反り返るようにはねており、前髪は双眸に軽くかかる。ピンと立った三角形の耳にアーモンド型の大きな瞳はガラス玉を連想させる澄んだ緑色の虹彩。長い尻尾は真っ直ぐな形状。悠然ながらもその佇まいは陰りを帯びている。黒色のワイシャツを身に包み、左右の襟にはくすんだ金色のカラーチップ。シャツの上に藍色のテーラードジャケットを着用し、黒いスキニーパンツと白黒のスペクテイターシューズを履いた派手すぎず地味すぎない格好。

好み：図鑑や小説などといった本を読む事を好んでおり、日頃の趣味でもある。
ナイフに対して強い恐怖を示すため、所持する事は勿論、視界への侵入も出来る限り避けている。

備考：一人称「僕」二人称「君、呼び捨て等」
街中で両親と暮らしていた頃、一人の人間に話しかけられ何度か関わる度、相手の誠実な振る舞いに絆されドムは友達と認識していた。その人物に出会ってから幾日か経ったある夜、寝ていた時物音に気がついて目を覚まし、確認しに向かうとナイフを片手に持つ友を含めた、複数の人間が両親を捕縛している瞬間に居合わせる。己も捕まりそうになったが必死で暴れ、助けを求めようと逃げていった。近所の住民を呼んでも既に間に合わず、どこを探しても家族はいない。後から聞いた話だが、獣人の毛皮を狙う人間が存在するという噂が最近流れていたらしい。親を突然奪われ、連中がまだ街に潜んでいるのではないかと猜疑心や恐怖に囚われ、冷静さを失い遺品を抱えながら半ば自暴自棄に飛び出てしまう。ナイフは「皮を剥がれる」という事を思い起こされるので、拒絶的な反応を示すようになった。

〈自室紹介〉
机やクローゼットなど、家具のほとんどを変えておらず当初のままのものが多い。ベッドやカーテンも模様がさほどないシンプルな生地で出来ており、あまり拘っていない事が窺える。室内で最も目立ちやすいのは本棚であり、幾つか壁に並んだ状態。文芸書に始まり、星座、植物、鉱石などの図鑑といった本が多数あるので、非常に簡素な書斎のようにも見える。大切なものをしまっておくために鍵付きの棚を一つ設置。



はあ、やっと出来た。取り敢えずこんな感じかな。(溜め息をやや大袈裟に)ね、どうかな。上手く仕上がっていればいいんだけど…。僕だけじゃ分かんない所があるかもしれないし、君も時間が空いていればいいから見てもらっていいかな？(ちらりと視線を移して)