Direktisto 2020-03-06 22:31:59 |
通報 |
>ローレンさん
うん。触れ合うことはほとんどないけど、見ているのは好きだよ。ローレンさんは動物のこと、大好きだもんね。
(パン屑がその存在の意味を全うできたとしたのなら、それは偏に彼女の繋げてくれた縁のお蔭だろう。人と魚の中間とも言える彼女だからこそきっと他の動物たちの気持ちもわかるのかもしれない。そう思うと選択肢は肯定しか残らなかった。こうして戯れるのは一人でいるのよりもずっと有意義。こくこくと小さく何度も頷くことで提案を受け入れると示そうか。サンルームから戻るまさにその時、見詰めあった先の彼女の美しさは何物にも代えがたく、形容する語彙を持たない己はただ見惚れるより他なかった。じっと見ていると艶やかな桃色の髪が、透き通るような肌が。自分の持たぬそれらがとても綺麗に見えるのだ。ストレートに思いを吐露するも、自分が言われるのは慣れていない。思わず顔を背け、頬を掻く。こんな日が続けば良いのに、なんていつものように考えながら。)
それは私の台詞だよ。ローレンさんこそ、すっごく綺麗だもの。──なんか、褒め合うのってちょっと照れるね?
>リジーさん
(夜でも灯りを付けて絵本を読んだり編み物をしたりしていたからだろうか。すっかり昼夜は逆転していて、目覚めたのは夕日が輝く頃。こんな時間に起きたのは久しぶりで、もそもそとベッドから出てきて。住人以外が訪れることはないとわかっているからか桃色のネグリジェから着替えず、そのままゆったりとした足取りでリビングへと向かう。朝御飯とは言えないであろうが、せめて少しでも栄養を取らなければいけないとの危惧からであった。寝惚けているのかふらふらとした足取りながら階段を降り、リビングへと続く扉を開けると夕日に照らされた羽が光を通して煌めいている。思わず溢れた言葉は呟く程度の大きさであったが、他に誰もいない場所であれば聞こえるであろう。何をするでもなく入り口付近で立ち尽くしたまま彼女の後ろ姿を眺めて)
綺麗……
トピック検索 |