Direktisto 2020-03-06 22:31:59 |
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>ローレン
本当だよ。また何か必要な物を買う時はあのお店に行かないと。……そんな事言っちゃって。まあ、失礼のないようにはしているつもりだからそれなりに、ね。あ、そうそれ。その果肉がクランベリー。可愛い名前だよね。
(まるで自分の事のように嬉しさを弾ませる表情と人柄が良い、と褒めた態度は下心や嘘偽りをどこかへ置いていったのではと感じるほど純真さに溢れている。称賛に対し、少しばかり冗談めいては意味ありげな微笑みを浮かべ、遠慮がちとも素直とも言い切れない振る舞いをして。クッキーの、より具体的には生地の中に混ぜ込まれている宝石の欠片のように小さな粒への質問をされ。見た目の色合いは上品であり、果実の名称自体も愛らしい響きで素敵だと思う。袋からクッキーを一つ出しては、それを渡そうとする。発した声には丁寧さと演技っぽさが込められており。)
…良ければおひとつ、いかがです?
>ティノ
───ふ、ふふふっ、あはははは…!ご、ごめんよ。流石にやりすぎちゃったね。
(唇から隙間風が漏れるような笑い方は、からからと湧き上がったものへ変化していく。目をぎゅっと瞑り、口元に手を添えるが我慢が風船の如く破裂した笑いは小刻みな調子で震える肩を抑えきれず、指の間からは牙が見え隠れする。その様は普段の仄かな陰りなどどこへやら、悪戯に成功した子供の無邪気さと同等で。前々から彼の性格からして突然何かされるという事に強くはなさそうだなと思っていたが、想像を容易く超える反応に耐え切れなかった。自分以外の誰かに不意打ちをする事の楽しさを改めて噛み締める。呼吸を整えて無理矢理にでも落ち着きを戻し、すっかり赤くなった顔でこちらを見上げる少年に向けて「立てる?」と言い。あまりにも驚かせてしまったお詫びになるほどではないが、背を屈めるとそっと手を差し伸べ。)
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