Direktisto 2020-03-06 22:31:59 |
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>ティノさん
(午後になったところでキッチンにてお菓子作りをしていた。当然ながら住人に配る為のもので、全員の好みを把握できていないからと比較的受け入れられやすいクッキーとパウンドケーキ。よし出来た、と満足できたのは空が夕焼けに包まれる頃だった。食欲が特にないからとお菓子を試食して大丈夫だと確認してからテーブルに並べた。と、そこで襲い掛かってきたのが相当な睡魔であった。人でなくとも寝ずに夜を明かしていたらさすがに眠くもなるだろう。部屋に戻る暇もなくソファーで眠りに落ちた。目を覚ます頃にはどうやら夜になっていたらしく、少しだけ空気がひんやりと冷たい。「んー……寝ちゃってた……」ふわ、と生欠伸を溢しつつ、焦点の合わない目をごしごしと擦る。それから何気無くリビングを見渡し、不安げに顔を覗かせる彼の存在にようやく気付くとゆるゆると手を振って)
あ、ティノさんだあ。良かったらこっちおいでよ。これ、アニータが作ったんだけど、どうかな?
>ブラッドさん
(彼の呟きは聞こえなかったが、実際初めて訪れる者が不思議な屋敷であると考えるのは自然なことで。人間を寄せ付けない、というだけでそれがどうして寄せ付けないのかという理由までは判明していないのだ。魔力かもしれないし、人間が嫌がる匂いや音が出ているのかもしれないが、自分たちにとっては関係ない。大切なのは此処が揺るがぬ安寧の地であることだけである。リクエストを受けるとこくりと頷いてそれに応じよう。いくつかの物事を同時進行で行うのはあまり得意ではないし、上手く説明できる自信はなく。後日他の住人に説明して貰った方が良いかもと考えつつ、ゆっくりと丁寧に紅茶を注ぎ入れ。溢さぬようにそっと彼の待つリビングへと運んで)
了解。ちょっと待っててね。終わったら、此処のこと色々話すから。──お待たせ。熱いから気をつけてね、ブラッドさん。
皆の分纏めて返すには時間が掛かりそうだから、とりあえず二人のものだけ先に返しておくね。
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