Direktisto 2020-03-06 22:31:59 |
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>ブラッドさん
ブラッドさん、ですね。僕はティノって言います。えっと、背中から何か生えてますけど気にしないでください…。
(影が揺らめき相手の体が軽く前方に傾いだのを見ると、此方も慌てて頭を下げて。先程彼が自分を見て目を見開いたさまを思い出せば、不安を抱かせないよう口下手故にそっと一言だけ添える。一先ず新たな住人をダイニングへと案内すると、温かい飲み物でも入れようかとケトルに水を注ぐと火にかけて。それが沸騰するまでの間、少し離れた所からそわそわと視線を送る。姿を変え夜空を悠々と滑ると言う吸血鬼。本に記されたその姿には羨望を抱かずにはいられなかった。そして今、目の前に憧れていた存在が在る事に好奇心を抑えきれず、それが遂に口を突いて出て。)
あ、あのっ!僕、本で貴方の種族について読んだ事があって…!ブラッドさんも動物に変身したり、空を飛んだり出来るんですか?やっぱり空を飛ぶ感覚って言うのは…っ
(出会って早々に、それも種族に関する見方に依ってはデリケートな質問をしている事に漸く思い至ると直ぐ口を閉じ。「すみません…」と小さく謝って。)
>ドムさん
(住人達の憩いの場の一つでもあるリビング。この時間ならばきっと誰かいるだろう、期待と緊張に胸を膨らませながらも、目に入ったのは空っぽの空間。当てが外れ小さく溜め息を吐いては眉を落とす。早く早くと急いては気持ちばかりが前のめり。そんな状態で背後に注意を向けられる筈も無く。いつの間に忍び寄ったのか耳元で声を落とされると、その返事として口から飛び出たのは「どわぁぁぁ!?」と言う凄まじい絶叫。おまけに床に思い切り倒れ込んだのは、流石にオーバーリアクションと取られても仕方がない。驚きやら恥ずかしさやらで顔に血を昇らせ目を見開き、尻餅をついた格好で目の前に立つ人物を見上げる。頭部に立つ三角に茶目っ気をたっぷりと含んだ大きな瞳、ピンと張った尾、この人は確か…と、此処に来て日が浅い為に未だあやふやな記憶を探った後、確かめるような調子で相手の名前を口にする。)
───ど、ドム、さん?
お二人ともありがとうございます。他の誰かと話すなんて初めてで、何だか不思議な気分だけど…すごく嬉しいです。(こそばゆように頬掻き)嬉しくてつい返事をしてしまいましたけど、これは蹴っていただいて大丈夫です。宜しくお願いします。(おずおずと笑み)
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