Direktisto 2020-03-06 22:31:59 |
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>アニータ
ああ、それはいいかもしれないね。君は料理が得意だし、きっと上手く作れるよ。…えへへ、いいのいいの。せっかくだから、君にサービスのお裾分けをしたかったんだ。それじゃあ、僕も早速…。
(ジャムという単語に反応しては同意を表す。相手の発想は悪くない。むしろ、魅力的にさえも感じる。肝心の実物はないが、また買いに行けばいいだけだ。正面にいる彼女がクッキーが受け取ったや否や、耳をピンと立たせ満足げに頷く。お裾分け、というのも勿論あるが判断に迷う様子を見てみたいと思ったのも事実。少し仕掛けてみたものの、今のように効果はあったらしく尚更気を良くして。差し出した袋の中から控えめ且つ注意深そうな動作で持っていく光景に健気だなあ、と心の内で静かに笑う。すぐさま菓子を食さず、先にお礼を伝えるところにも普段のマイペースさとは異なる礼儀正しい側面に感心して。手にしているクッキーを自分もいただく事にして。)
>ブラッド
(窓の奥にぽっかりと浮かび、皓々とした月を眺める。姿を隠されていない今夜の月は模様を確認する事など容易い。リビングでのんびりとくつろいでいたが、不意に扉を叩く音が聞こえ、意識を引き戻される。それと同時に男性と思しき調子の声も耳に届いた。発言からして、新たな入居者であろう。その訪れに応えるべくソファーから立ち上がり、ジャケットなどを少々整えてから急いで玄関へと向かう。)
──こんばんは、そして初めまして。僕たちの館へようこそ、新入りさん。僕はドムっていうんだ。ふふ、よろしくね。
(扉を開いた先には、黒色を身に纏ったこちらよりも背の高い人物がいる。夜の住人、そんな印象を一目で感じて。歓迎と自己紹介を簡単に述べつつ、頭を軽く下げては微笑んで。体の位置をずらすと片方の手でどうぞ、と自然にこなし。)
>ティノ
(ふと、本から視線を離して自室の窓を見る。どうやらかなり集中していたようで、外は薄っすらと青色を帯びて暗くなっている事に気付いた。夕焼けならでは橙色はとうに過ぎている。まだ読んでいる途中である証として栞を挟んで本を閉じ、机に置いた。体を伸ばしてから休息と気分転換に部屋を出る。天井に掛けられたシャンデリアは既に明かりを灯し、廊下に光を広げている。そのまま階段を降りている最中、視界に人影が入り込み、ぴたりと止まって。何かを確認しているか、用事があるのか蜘蛛の少年はどうもリビングを覗いているらしく。無防備な背中ににやりと口角を緩め、一つ企んで。抜き足、差し足、忍び足。赤毛の猫がひっそりこっそり歩み寄る。尻尾をうずうずさせながらしめしめと距離を十分な程度に縮めてゆき、後ろに佇んでは囁きを。)
ね、何してるの?
吸血鬼さんに蜘蛛さん、初めまして。新しく誰かが来るなんて、益々素敵だなあ。(目を閉じて嬉しそうに)僕から絡んでみたけど、こんな感じでも大丈夫だったかな?何かあれば遠慮せず言ってね。二人とも、これからよろしく。
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