Direktisto 2020-03-06 22:31:59 |
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>ドムさん
そっかあ、ジャムとかにすると美味しいのかな?──ドムさんずるい。それじゃあその、少しだけ……
(真っ赤な果実は確かに加工すると甘く美味しくなるのだろう。きらきら光るそれの存在感はとても大きく、いとも容易く視線を奪う。断った途端にわざとらしく鼻へと近付けられたクッキーからは甘いバターの香りと甘酸っぱい果実の香りが混ざりあった芳醇な香りがする。耐え難い程にそそられたのに加え、悲しいなあと見せつけるかのようにぺたりとたたまれた耳。彼の獣らしい悲しげな表情を見ると残された選択肢は受け取ることだけ。彼のものを貰うことに僅かな申し訳なさを感じつつ、丸いお菓子へと手を伸ばす。壊さないように、慎重に袋から取り出したなら、すんすんと香りを嗅ごうか。成る程、食べなくてもわかる。これは確実に美味しい。食べるよりも前に彼への感謝も忘れずに口にし)
有り難う、ドムさん。
>ブラッドさん
(月が昇る頃、屋敷へと近付く気配を感じた。それはまったく知らないもので、しかし危ないものではないと本能が告げている。人間であるならばそもそもこの地に辿り着くことすらできないのだ。夜にも関わらず電気を付けっぱなしにした部屋のカーテンを開けて確認する。どうやら迷い込んだのは吸血鬼らしかった。もう寝ている住人もいるかもしれないからと物音を立てずゆっくりとリビングへと降りてはすぐに電気をつけ。安心できる明るい雰囲気に変わったところで扉を開こう。目の前の彼に向かってぺこりと一礼をしたかと思えば、迎え入れるという旨を告げて)
吸血鬼さん。此処の屋敷は人外しか入れない場所なんだ。だから安心して良いよ……蝙蝠さんも、ね。
うん、宜しくね。ただひとつだけ、中文からにしてるから、全体的にもう少し長くするように心掛けてくれると嬉しいな。そこだけ、お願いね。
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