No one matters but you.

───…少し、思った。子供扱いする訳では無いが、…いや、其の心配が子供扱いしているのか…すまない。

蜜璃にもそんな事が…そうか、人は秀でた相手も妬み悪く言う習性があるからな…、蜜璃も苦労したんだろう。
俺も、君が望んでくれるのならば何時かは話したい。有難う、…まずはマスクを取れる様になってからだろうが、何時か、聞いてくれ。

(怒らせてしまっているがそんな姿も愛らしい等と素っ頓狂な感想過ぎるが、目前真剣に怒っているであろう彼女にそんな積もり無い事告げるも自身でも納得してしまい素直に謝罪述べ。吸い込まれそうな翡翠の瞳、視線に気付くと其の儘見合わせ其れと同時に指先に温もり伝わり感触で手を握られて居る事に気付いて。こうして真剣に向き合ってくれる姿に幸せ噛み締め筒、彼女が望んでくれるのなら、自分も過去に向き合わなければと頷き。

ホールケーキ平らげる姿見て昔から変わらない姿に懐かしさも、嬉しさも、愛しさも胸の中へとじんわり暖かく広がり。沢山彼女の色々な手料理食べてみたいと期待に胸を弾ませ頷き、既にコンビニのスイーツの話を聞いて目を輝かせる姿に買ってくれば良かったと後悔し。横から抱き寄せられ多少肩弾ませ驚くも其れだけの思いで告げてくれている様感じ取ると其の儘此方に抱き寄せ後ろ髪そっと撫で付け)

毎日が楽しみだ、もっと沢山、蜜璃の料理が食べたい。
何なら風呂の後にコンビニに行ってみるか？
理想の家族像があっても、俺は余り良い父親に慣れる自信が無い。これから沢山磨いて行かなければならない部分が沢山あるだろう、蜜璃にも迷惑を掛けてしまうかもしれないが一緒に歩んで言って欲しい。