No one matters but you.

小芭内さん、私が入浴中はしゃいで危ないとか考えているでしょう！？ ……気をつけるわね。

私も前世で色々気にしている事があったけど、小芭内さんがいてくれたから全て救われたわ。だから、今度は私が小芭内さんの救いになりたいの。時間がかかってもいいから……小芭内さんが話したくなったその時、話を訊けたらいいなって思っているわ。何を聞かされても私は泣かないわ。小芭内さんが辛い時は傍にいて支えになりたいの。

（入浴について色々彼は思う事があるだろうと想像だが考えると子どものように怒って。しかし、前世について気にする彼の姿を見て今度は彼女が救う番だと考えゆっくりと話すと優しく手を握って真剣な眼差しで見遣り。

今世でも大食らいは変わらずにホールケーキはあっという間に胃の中へと消えていき。料理は好きでやっている事なので毎日作るのは苦ではなく、彼女が作る料理で彼が毎日元気ならそれが嬉しくて明日は何を食べてもらおうかと楽しみになっていて。コンビニの新作スイーツの情報にはあれだけ食べた筈なのだが食べたそうに瞳を輝かせて。
下心は無い、次に話された言葉に思わず横から抱き締めてしまい家族という在り方を改めて考え）

小芭内さんの為ならどんな料理でも作るわ。ソーダ味のわらび餅も美味しそうだから今度コンビニで買ってみるわね！ ──…父がいて母がいて、家族というのは私の中でそれが当たり前になっていたわ。私、結婚したら小芭内さんと家族になりたい。毎日一緒に、子どもが産まれたら子どもと一緒に入って……小芭内さんの理想の家族になりたい。