No one matters but you.

時間はあるのだから焦らずともゆっくり浸かって来て構わないからな？

───…嗚呼、有難う。…前世に、少しばかり尾を引いている物がある。其れが理由で中々口元を晒す事が出来ない、何時かはと思ってはいるのだが。

(今から子供らしく嬉しそうにはしゃぐ姿に風呂場で急いで転んだりするのではないかと相手落ち着かせる為慌てないよう事前に伝えておき。何時かは話さなければならない事わかっているのだが、前世でも彼女に言うことは出来ずに。気を遣ってくれている姿に申し訳なく眉下げるも、過ぎ去った筈の過去に踏ん切りが付かず…何より其れを話す事で優しい彼女が泣いてしまう事も目に見えており。元気にアピールしてくれる姿見て何か隠すように目元細め笑み返し。

小さな口の中自然と吸い込まれていく姿に視線向け。当たり前に三食食べれる様に週間付いて自然と健康的な生活になっていっているのを感じ筒頷き。幸せそうに頬張るスイーツ見ているとコンビニの新商品を思い出し不意に話題投げ掛け。下心が無い訳でも無いが逡巡して言葉迷わせた後、家族と住む当たり前の経験が今迄無かった為に其れに憧れている事告げ)

蜜璃が作ってくれる料理が一番美味い、これからも宜しく頼む。そういえば話が変わってしまうがコンビニのスイーツも新商品が並んでいた、ソーダ味のわらび餅なんて変わった商品だったがああいう物も好きだったりするのか？
下心でという訳では…、勿論互いに裸になる気恥しさは俺にもあるが…何時も一人で入り経験として誰かと入るなんて銭湯くらいしかなかった、その為、家族で入る事に憧れの様なものがある…変と思われるかもしれないが。