蛇柱 2020-02-26 19:46:51 |
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蜜璃が過去を知れば君が受け止めてくれる事は察していた…前世の俺の愚行も許してくれただろう、と。…だが俺は俺自身を許せなかった。
過去を精算する為に一度生まれ変わらなければ心の琴線に触れる事に関し、君に伝える事をしないと誓っていた。そのせいで、大分待たせてしまったが…。
(自分に何があったのか吐き出していたとしても彼女が其れを受け止めてくれる事は、悲観的になりがちな自分でも理解しており。彼女の言葉に頷くも、それを彼女に迄背負い込ませて自分の気持ちを吐露する事は自分自身が許せずに。
相手も緊張しているのか声色から気付いて頷き乍少しばかり肩の力を抜き、重ね合わさる唇を肌伝いに感じ。そのまま急かす事もせず数度重なる口付け受け取る事に専念し、照臭い様なこそばゆさ覚えるも唇舐めあげられ離れていく様子名残り惜しく。自らも唇何度か触れ合わせ、幸せを噛み締め乍上手く言葉に出来ない幸福感に歯がゆさを感じ)
有難う、蜜璃…。
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