庭師 2020-02-24 15:38:21 |
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>シミャン
シミャン、シミャンね。覚えた。──少し気になったから。嫌だった?
( 彼女の名前を何度か復唱する。確かに記憶に留めておく為だ。忘れっぽい自分は覚えておけない事も珍しくないからしっかり記憶する必要があるのだ。花弁を摘まんだ途端不満そうにする彼女。やはり突然異性に触れられるのは気に障ったのだろうか、眉を下げて申し訳なさげに首を傾げて問い掛けを。進んだ先にあったのは可愛らしいテーブルと椅子。庭園に馴染むそれはまさに夢のようであった。此処が楽園だと言われたところで疑う事はないだろうと思う。もてなして貰うのはとても有り難く、肩の荷が降りるのを感じ一息ついて )
ハーブティーにマドレーヌか。良いね、お茶会。
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