匿名さん 2020-02-13 00:36:20 |
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(相手の手を握ったのは、過去のことを語る相手の声がどこか懐かしむようであるがそれと同時に今にも消え入りそうなか細い声だった。夜という静寂の中だからかその消え入りそうな声は感情までもが耳に届き、お人好しの自分はそれが放っておけなく、勇気づけるように、支えるように思わず握ってしまった。こちらの問いかけに対して勢いよく否定し、またこちらの手を握り返してくると惚れてくれればいいと、なかなか図太い発言に「ちゃっかりしてるなぁ。」とくすっと吹き出しながら呟いて。まだ惚れたわけではない。それでも、自分と相手が夫婦であったというのならそれらしく振舞ってみようかとこちらからも背中を押し付け「うん、よろしく。」と、一言告げれば瞼を閉じ、意識を夢の中に落として。)
(朝。意識のない体は必然的に寝返りを打っており、その体勢は意識せずとも相手を抱きしめるような形で、相手はまるで抱き枕のようになっており、夢うつつに感じる人肌の体温が心地よいのかあどけない寝顔を浮かべていて。)
(/そうですね…。堂々とこちらについてくるか、息子を見送り、こっそりとこちらに着いてくるか、迷っていますがどちらにいたしましょうか?
他には、女友達と親し気に話しているところを見て…。的なイベントも考えております。)
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