匿名さん 2020-02-13 00:36:20 |
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それは違うぞ!…いや……最初こそな。薄情な奴じゃと思うた時もあったが…龍の字とて忘れたくて忘れたわけではなかろう?
(布団の中で握られた手。触れられたことに驚きはしたが、相手から触れてもらえたことが嬉しくて一瞬心臓が跳び跳ね、何だか心臓が手の内にも移動したような気さえする。背中から伝わる温度も手の感触も十年見てきた夢ではなく、現実であることを噛みしめて。相手から神妙な声で幻滅したかと問われれば、そんなことはない!と勢い答え、首だけを相手の方に向け直す。後ろを向いたままでいい、相手の耳に良く届くようにその背中に向かって声を掛け「無理に思い出さんでもいい。共に過ごすうちにまた妾に惚れてくれれば良いだけじゃ。」握られたそれよりも力を込めて握り返す。不安がないわけではないが、側にいることで叶えられるものもある。自分が眠っていた時間、相手がどう過ごしてきたか、現世はどのように移ろったのかを自分は知る必要があり、此方もまた記憶のない相手の為に自分との関係を納得してもらえるよう話していく必要があると感じて「これからも…よろしく頼むぞ、龍の字!」と少し気弱気に見えた相手の後ろ姿に有無を言わせぬ語調で語り掛け。)
(/もちろんです!とても楽しげなことになりそうですね。桜葉が現代の大学に乗り込んだら、さぞや驚くと思います。龍吾様は内心ヒヤヒヤされるのではないかと…)
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