雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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フハ、あんまり可愛いモンでついな。俺が意地悪ぃのなんか今に始まった話じゃねぇし、口が減らねぇのも酷い男なのもぜぇんぶ今更。ま、全部買ってやるのも良いんだけど…ベッドでのお遊びが御所望なら俺好みの強請り方はとっくに知り尽くしてんだろ。──俺の目に映るのは圧倒的にはしゃいでニコニコしてる雄太のが多いからなぁ。つっても、お前は気遣い屋だし、愛想笑いしてるってのもまぁ納得だけど。俺もテンションだなんだはその場の雰囲気で選んである程度変えるし、やっぱお互い似てんのかしら。(ソファーに進む自らの進行方向から逸れ、キッチンへと向かう相手へと視線を向ければつれなく顔を逸らされるも、悪怯れた振りすらもせずに胸に抱いた背中を撫でながら揶揄い混じりの笑みで背中を見送り。暫し愛猫と戯れる中、鼻腔を擽る揚げ物特有の香ばしい匂いに誘発される様に腹の虫が鳴き声をあげるとタイミングを図ったようにテーブルへと置かれた唐揚げの大皿に自然と唾を飲み込み、恋人が忙しなく準備をするほんの数分の間でさえ待ちきれずに猫をキャットタワーへと連れて行ってはソファーへと座り直す姿勢は自然と前のめりに。白米とビールを連れ立って恋人が隣へと腰を下ろすと破顔しビールを開栓して相手の手中のものとぶつけて、鈍い音を鳴らしつつ喉を潤してから箸を手に取ると唐揚げを摘んで一口で頬張り)うーわ、最っ高じゃん。乾杯、頂きまぁす。──ん…うっま!…やべぇな、マジでコレビール止まんなくなりそうだわぁ。
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