雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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多分雄太とのチャンスを逃してたら俺は一生適当にフラフラして早死にしてたんじゃねぇかな。実際そのつもりだったし最終的に腰を据える場所が俺に出来るなんざ思ってもみなかったわ。ハハ、マジで地獄まで付いて来てくれんの?それだけでもうそりゃ天国じゃねぇの、閻魔様も困っちまうわなぁ。──この間ダチと馴染みの居酒屋に飲みに行って、半年続いてるっつったらそりゃもう祝酒のオンパレードな位俺の彼氏は有名人よ。(肩へと乗る相手の僅かな体重と啄まれた唇に不遜な態度を保つ事は難しく、結果として出来上がったのは眉根は寄せているものの口角の上がったアンバランスな表情。差し出されたカップを取る以外の選択肢は浮かばずに掌には冷たい感触が広がり、正体が明かされた恋人越しに届く視線へと軽くグラスを掲げてから飲めば広がるフルーツの甘さは己でも飲みやすく、難無く喉を鳴らし)へぇ、なるほどねぇ?…まぁ、良いんだけど。雄太があんなん得意なのは弱く知ってるし、誰が払った金でも酒は美味ぇし。……あ、マジで美味ぇじゃん。ワインあんま量飲み過ぎたくねぇけどこれは結構好きかも。
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