とある荘園の主人 2020-01-21 01:05:13 |
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あらお上手、一本取られちゃった。やっぱりアユソさんのようにはいかないの。…ごめんなさい、いきなり触れるなんて驚かせちゃったわよね(手厳しい評価に少し残念そうな素振りみせるものの、頓智に富む返しを素直に賞賛。瞳孔と虹彩の配分配色が微妙に異なる両目が近付けばハンター接近時の如く高らかに心音響かせ瞬きを数度。毒を持つのは外敵から身を守るため。扱いを間違えなければ被れることもないのだから、単純にこちらが距離を測り間違えたということ。マーサに妙な気を回させているのに気付きながら眉八の字にして笑いつつ謝罪)凄いわマーサ、実はそれと迷ったの。お酒の席ならそうやって言っていたかも。(何やら動揺しているらしいマーサの取り落とした焼き菓子をハンカチにくるみながら、同じことを考えていた偶然に嬉しそうな声で)レディ…。そう、そうね、それも良いかもしれない。(説かれることは意外だったのか目を丸くして、自分とはイメージのかけ離れる貴婦人という意味の単語呟いて。ここで丸くなる性格なら庭師なんて職に就く筈もないのだが、下層階級の女はNoもButも大人しく噛み砕いて飲み込んでは愛されるのも素敵だと笑いかけ)──大丈夫よマーサ、そんな悲しい日は来ないの。…大丈夫、(何故なら愛する人など現れないから。他人に夢も希望も見るのを諦めた身で、尚愛したカカシ様すら火にくべた煤けた手で、愛する人と別離したのやもしれぬ歳下の女の子を慰める倒錯にいっそ笑い出したいくらいだったけれど。可愛い可愛いお姉ちゃんの傷心を聡く読み取りなんとか元気づけたいと肩に置かれた手に手を添えて)
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