どろろん 2020-01-05 09:13:17 ID:102ea816a |
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成る程。
「マツタケが絶滅危惧種に指定される」
指定したのはIUCN(国際自然保護連合)。絶滅の恐れのある野生の動植物を記載したレッドリスト最新版で、マツタケを世界的に生育量が減少していることから絶滅危惧種に加えたのだ。もっとも、正確には絶滅危惧2類(危急)への分類であり、危険度から言えば、上から三番目。「絶滅の危険が増大している」種という位置づけだ。
「健全なマツ林が減っているため」らしいが、この表現は誤解を招く。
マツという樹種は、痩せた土地に生える。戦前マツばかり生えている日本の山を見て「赤松亡国論」という言葉流行った(アカマツばかり生えているのは山が荒れている証拠で国力を失っている、という意味。林学者の本多清六の意見に対してつけられた言葉)ことがある。
なぜ、日本の山が痩せていたのか。それは江戸時代から過度な草木の搾取が続いたからである。かくして山の土壌は栄養分を失い、末期的状況に陥った。そこに生えられるのはマツぐらいしかなかったのである。
だが、戦後の日本は、化石燃料に頼るようになり薪や木炭の需要は激減した。また化学肥料が主流となって、わざわざ山から落葉を集めて堆肥をつくらなくなった。有機肥料でさえ輸入する時代である。かくして山に草が茂り落葉が溜まり、富栄養化が進んだ。するとマツはほかの樹木に押されて樹勢を弱める。また土壌の中には多くの菌類が繁殖するようになる。
ほかに日本ではマツクイムシ(マツノザイセンチュウによるマツ枯れ)が蔓延して、多くのマツが枯れたこともある。
かくしてマツタケが生育できる山は少なくなった。国産マツタケの生産量は、戦前の100分の1以下になってしまったのはそのせいだろう。
ただここで気になるのは、今回の“絶滅危惧種”指定は、世界的なマツタケ減少を受けてのことだ。日本だけの事情ではない。
つまり世界的な山の富栄養化が進んだことも大きな要因であるように思われる。これを「健全なマツ林が減った」ということもできるが、逆にマツが減って「豊かな森が再生した」と見ることも可能だろう。
マツタケを食べれなくなるのを嘆くか、豊かな森の再生を喜ぶかはあなたにおまかせします。
さて。
ここまでは真面目に進めた為、主のストレスが溜まった。
バランスよくする為…
誰が
ワシのマツタケも絶滅危惧種
やねん!
あー、スッキリした。(笑
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