傍観者 2019-12-17 12:20:36 |
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何変なこと言ってんだよ、
( 普段は自分を強く保とうとする彼女が自身の手によって蕩けていく様は何ともたまらない。しおらしくなる姿を知ってるのが自分だけだと思うと優越感が湧き上がる。胸元に顔を擦り付ける彼女の頭をポンポン、と撫でると嬉しそうに笑った。こんな姿、きっと家族だって見たことはないだろう。自身の胸の内にしまっておこう。だが、先程から何度も激しく求め合っていたせいか急に倦怠感に襲われるとだらーん、とベッドに全体重を預ける。このまま寝てしまおうかと考えるが、否、それどころではない。「なぁ、今日クリスマスじゃん?だから...はい、プレゼント。」がば、と彼女から腕を離して起き上がると指先で?をムニムニと押しながら和かに話せばベッドから降りてバックを取りに行く。そして中から細長い箱を取り出すと再び近寄り、彼女に差し出した。中身はハートのネックレス。何日か前に姉に頼んで買い物に付き合ってもらった際に、色々なアドバイスから選んだ一品。彼女が喜んでくれるかどうかの不安と期待を胸に、「開けて見てよ、」と促した。)
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