傍観者 2019-12-17 12:20:36 |
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うぅん…ふぁ…ちょっ、ち、チカ…ぁ…
(流石は長い付き合いともいうべきか、こちらの精一杯の強がりからの言葉である事を見抜いたように、生じた隙を見逃さないとばかりに畳み掛けるように身体のあちこちに跡を刻み込むような甘美な戯れに堪えきれず、今度は取り繕いようもないような甘ったるい声が漏れてしまう。全身を駆け巡る例えようもない快感に身体をびく、びくと震わせ、軽く身を捩らせ抵抗にならない抵抗をすれば紅潮した顔で瞳の端に涙浮かべ「んふっ、ちゅっ、はむ、ぢゅる……はあっ……」口内へと侵入してきたそれを受け入れると、まるで何かに取り憑かれたかのように舌を動かし、イヤらしい水音を立てて舐り、ちゅぽんと音を立てて抜き取られればだらしなく開いた口から唾液が一筋口の端を伝って。蕩けたような虚ろな目をしていたが、再び唇が重なると本能のまま、より強い繋がりを求め、肘をついて上体を軽く起こして唇を貪り、ぬるりとした感触を口の中で擦り、触れ合わせ「…たまには…こうして主導権握られて身を任せてみるのも悪くないかもね…」最初こそ驚きや戸惑いもあったが終わってみればなんともこれまでに感じた事のない満足感が心と身体を満たしていて、妖艶な笑みを湛えて冗談めかして口にして彼の首へと腕を回せば、伸び上がって唇へと軽く触れるだけのキスをすれば胸元に顔を擦り付け)
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