傍観者 2019-12-17 12:20:36 |
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いーよいーよ、ゆっくりしてきな。
( 此方の言葉に表情一変、急に慌ただしく起き上がる彼女の様子に楽しそうに眺めて。どうせ今日は泊まりなのだ、何も自分から何かを急かすつもりは毛頭ない。彼女が帰ってくれば後はひたすらに戯れあったり求め合うだけなのだから。だが、やはりほんの少しの時間でも離れてしまうのはつまらないし、寂しくなる。なるべく早く帰って来て欲しいの言葉は飲み込んでおこうか。彼女が去った後、言われた通り、カップ麺を頂こうとまずはポットのお湯をボタンを押して沸かし始める。よっこらせ、と立ち上がると着ていたブレザーとセーターを脱ぎ、空いてるハンガーに掛けた。こういうのはちゃんとやらないと彼女から煩く言われる。戸棚を横にスライドすれば種類豊富なカップ麺の中からどん○兵を手に取る。丁度お湯も沸き、開けてお湯を入れてから3分後、男子高校生らしく勢いよくがっつけば空になった容器をゴミ箱へ捨てる。腹も満たされ、彼女の帰りを待つ為にスマホを弄りだすが、部屋の暖かさと満腹感に眠気に襲われてしまっては仰向けのままカーペットで寝てしまって、)
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