傍観者 2019-12-17 12:20:36 |
通報 |
行く!てかなんなら泊まる。
( そう言えばいつの間にか辺りは暗くなり始めていた。こんな中、彼女1人を返す訳には行くまい。快く承諾してくれた彼女の提案に食い気味に頷く。にしし、と笑うその笑顔に可愛い奴だな、なんて心中思えば腕を解き、指を絡めて手を繋いだ。冷たい、そして相変わらず細くて小さな手だ。多分男が女の子を護りたくなる理由ってこれなんだろうな、何て改めて実感した。自身が少し力を入れてしまえば壊れてしまいそうな華奢なその手は、いつまでも自身のものであり続けると信じている。歩き出すと、小さなその歩幅に合わせる様に自身の歩幅も小さくすると度々吹き荒れる?を刺してくる風から逃れる様にぴたり、と身体をくっつけ乍歩いた。)
トピック検索 |