傍観者 2019-12-17 12:20:36 |
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おう。
( とだけ答えた。特別責める訳でもなく、叱る訳でもない。流石に10年以上の付き合いにもなればこの程度で怒る必要もないと判断出来る様になったのだ。バカだけど。手を握ってきた彼女を連れて昇降口まで来れば「じゃあ俺が掃除するから、お前はそこで応援してて」なんてめちゃくちゃな発言をする。一体なにをどう応援したらいいのやら。/そして意外にも手際良くぱっぱと掃除を終わらせる。集めたゴミの処分もしっかりと行い、箒は昇降口にあるロッカーに仕舞うと「おし、終了。流石オレ、偉くない?褒めて褒めてー。」半ば無理矢理に事を終わらせたが、自慢気にふふん、と鼻を鳴らすと褒美をねだって彼女に向かって身体を傾けた。)
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