楠木 紫音 2019-11-29 21:42:11 |
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…優和、ごめん。失敗してしまったんだ。肉を焼こうとしたんだけれど…黒い塊が見えるんだ。(自身が引き起こした惨事を如何に隠蔽するかを思案する事暫し。得策が浮かばず困惑した面持ちで只々佇んでいるも、不意に背に柔な感触が纏うと驚き息を呑んで。振り替えらずともその正体を察し、ばつが悪そうに眉を下げながら緩慢に振り向くと、相手の肩に手を掛けながら謝罪の言葉を紡いで。一緒に、と言う誘いに表情を綻ばせると、彼の髪へと手を遣り感謝を伝える様に優しく撫でて)優和が良い子で良かった。今日は抱き枕があったから熟睡出来たんだ。…そうだね、一緒に作ろうか。尤も、僕は只の足手纏いになりかねないんだけど。
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