楠木 紫音 2019-11-29 21:42:11 |
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んん…っ!はあっ、はあっ…ふ、っ…ボクを、紫音のだけのモノにして?…どこにも行かないで、行かせないで…ボクの目に映るものを…紫音だけにして…
(小さな水音が響く室内に顔を赤くするまでもなく、逸らすことのできない顔と逃れることのできない彼に目を閉じて。絡み合う自身の舌と彼の舌の暖かさにこれ以上ない幸福を心から感じ日々の柵から解放されるように生理的な涙を流し。荒々しい口づけも吸い上げられた唇の心地も全てが彼の体温を感じ名残惜しそうに彼の雄の性を隠した瞳を見つめて。自身と相手をつなぐ銀糸を拭われた手を掴み息を整えると暫し黙るとまっすぐ見つめそう伝えてみて)
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