匿名さん 2019-10-23 22:21:13 |
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っ…!そ、そうですよね、ごめんなさい…
(横から戸惑うような声が聞こえるとやはりいくらなんでも突飛過ぎただろうかと自身にしてはいつになく大胆極まりない行動をとってしまったことを少し後悔しかけ、服を着直すべく床の上に脱ぎ捨てた衣服へ手を伸ばそうとすると不意にその身体が温かなぬくもりに包まれて。それが、相手の身体と触れ合ったことによってもたらされたものと気付くのにほんの少し時間を要するが、ようやく思考が追いつき事態を把握すれば一気に心拍数が上がっていくのを感じ、耳元擽る声にビクッと小さく肩を跳ねさせると消え入りそうな声に申し訳なさやら恥ずかしさやらを滲ませながらそう言葉を返して。時折隙間を吹き抜ける風に屋根を打つ雨音、そして相手の小さな息遣い以外はなにも物音の聞こえないその空間で暫くの間黙ったままでいたが「…私も聞き齧っただけなので詳しくは知らないんですけどこういうのって普通は背中合わせでするもの、ではないでしょうか…?」静かにしているとやかましいぐらいに高鳴る心臓の音が背中越しに聞かれてしまうのではないか、そんなことを考えるとそれを誤魔化すように今の自分たちの体勢について自らの意見を述べるが言葉とは裏腹に、もう少しだけこの時間が続きますようにとそんな願いを込めて身体の前に回された相手の腕に自身の手を重ねていて)
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