♪　THE SONG . . . 「　再建　」　

>ALL
>40　ハヌル

(寒い。首をぐるぐる巻きにしていたマフラーをさらに上げ、口元を隠しほぅっと息を吐く。布の間から漏れ出た薄白い吐息は冷気に混ざりあっという間に消えていく。それを眺めながら、横目でまわりをざっと見やるとテレビやら雑誌やらで見たことのあるような面々が見え、それもそのはず、様々なアーティスト達を集めシェアハウスにて過ごさせる前代未聞の粋な企画、その待ちに待っていた収録当日。本当ならここで元気よく挨拶をしなければいけないのだが、勿論今でこそ人気はあるが元々ほぼ無名と言ってよかった自分がこんな有名人達に囲まれてもいいのだろうかとネガティブに考えてしまい思うように体が動かない。これも寒さのせいか。そんなことをだらだら考えて数分、アーティストが一人名前を告げている。ふと顔を上げ相手を見ると優しそうな笑顔が映り、その顔には見覚えがあった... KｰPOPの... 彼は確かハヌルって言ったっけ。この流れに乗らない手は無い、同じ様に微笑んで一歩進み出ると慌ててマフラーを下げ。)

よろしくお願いしますね、ハヌルさん。えぇと、僕はシンガーソングライターの刈谷暁斗です。
皆さん、これからどうぞよろしくお願いします。


＞43　羽崎 柊

にしても大きい家だなぁ。えっとここは...あっ

(誰もいない廊下を一人静かに歩いていく。遠くの部屋からはざわめきが聞こえ、窓からは外でスタッフ達がなにかの準備をしているのが見える。全体の間取りを把握するためにシェアハウス内を散歩しているがさっきから歩いているのになかなか全ての部屋を把握出来ず、シェアハウスと番組企画の大きさを体感しながらさまよっていると、遠くの方に一人の男性が目に入る。よく見えないけど確かロックバンドの。ロックバンドって疲れそうだなぁ。なんて考えぼやっとしていると彼が何処かに向かって行っているのに気付く。せっかく話しかけようと思った矢先、慌てて走りながら声を張り上げて。)

おーい！あのー...羽崎さん！

(/主様、参加許可ありがとうございます！そして皆様、至らない点が多いかと思いますが、これからどうかよろしくお願いいたします！ 絡みにくい等あったら改善していきたいと思いますので何なりとご指摘を。
また、ハヌルさんへの絡み文とALL文を一つに纏めてしまったのですが何か不都合などあったらお申し付け下さい。改めてよろしくお願いします！)