白膠木簓 2019-10-03 21:10:21 ID:c50696174 |
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(自信に満ち溢れた返答がまた心を甘く揺らす。ふへ、と幸せの笑みが思わず零れ買い物だってまだ済んでいないのに、もうすっかり満たされた気分。レジに到着すれば引いたカーディガンを離し、不自然でない様に一歩距離を取って彼の背中をぼんやり見詰めた。彼が商品の入った袋を受け取れば己もウエストポーチから小さな三つ折りの小銭入れ兼カード入れを取り出す。マスクをしているからこそ愛想無く、感じ悪くならない様に和かに対応してしまうのは最早癖か。取り置きをしてもらった旨を伝え店員が僅かにレジを離れると、隣の空きレジに立っていた若い女性店員ともう一人の店員が何やらひそひそ声を潜めながら少し離れたところに立つ盧笙へ視線を向ける。せやろ?俺の盧笙、カッコええやろ…!心の中でふふん、と得意げになりながらテキパキとレジを熟す店員に明るく‘あ、カードいけます?’と声を掛け。ピピッと機械音がなったらスムーズに会計を済ませて、‘おおきに!’と明るく挨拶を残して彼の元へ、)盧笙っ、ほい!これ(さっそくレジでタグを取ってもらったクラゲ(?)を1匹からに手渡し、もう1匹はウエストポーチに括り付けながら)これ暗いとこで光るらしいで!…次どこ行く?部屋着見るか?食器行く?
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