白膠木簓 2019-10-03 21:10:21 ID:c50696174 |
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おもろ、なく、………ないやろって…(キャップの上からぽふん、と乗った重みが嬉しくて顔綻ばせながら反論しようとした刹那、腕の中のTシャツが奪い去られる。取り上げられたのではない、購入する事を却下されたわけでも無い。荷物持ちを買って出てくれたのだと悟った瞬間きゅうぅ、と甘く痛む胸。反論すべく飛び出た言葉は力を失って消えて行った。カッコええ、そんなん狡い、ただのスパダリやんけ…。うぐぐと悔しげに密かに頬染めつつ、彼が示すサマーニットを見上げた。爽やかなエメラルドグリーンが夏っぽくて良い。マネキンが着ているものは良く見えるものだが、彼の容姿を以ってすればマネキンよりもさらりと着こなして見せるだろう。頭の中で彼に服を着せたところで微かな既視感に気付く。緑?似合うやん?緑のブランケットも持ってたし…、あっ待てよ 緑のブランケットってそもそも…、)ええやん…!もお盧笙俺のこと好き過ぎちゃう?俺色ーっ!…て、なははっ…なんちゃって…(ぺし、と彼の肩を叩いてはキャップからはみ出る髪の毛摘んできゃるん、と首傾げて戯け彼に見せるも、揺れる瞳に気付き即座に察し。ふわふわと此方も語尾漂わせつつ、たはは…とから笑い。その頬はほんのり赤らんで、)
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