白膠木簓 2019-10-03 21:10:21 ID:c50696174 |
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(憎まれ口を受け止めて悪戯っぽく笑う。楽しげに密やかな戯れ合いを交わしながら歩けば、デートっぽいなぁ、いやデートやけど、なんてどうしてもほわり嬉しさが脳内を支配する。マスクの下はゆるゆると幸せに緩みがちだ、)ほいほいーっ(軽い返事をして彼に誘導されるままエスカレーターへ。彼へ先を譲り、ちらり乗りすがら案内板へ目を通してあっ靴下見たいな なんてふと思いつつ彼の背を見詰めた。俺より少し高い背が、更に高くなって男として何だか憎らしくもあるのだけれど その大きな背中から滲む安心感にほっと小さく息を吐いた。そしてさっきのお返しに、何とはなく彼のカーディガンをそっと摘んで引きながら階に着くのを待って…、)
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