白膠木簓 2019-10-03 21:10:21 ID:c50696174 |
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…うん、降りよか(柔らかく耳を打つ小さな彼の声。こんな声ならテレビで聞くそれとは印象も違って聞こえる、かもしれない。自身はもう聞き慣れてしまったからよくわからないけれど、周りの人らは気にした様子もないから多分気付かれていないんだろうと思う。ゆっくりと速度を落としてホームに入ってゆく電車に気付けば彼の問いに目を見詰めて首肯。そっと答えたなら間に挟んだ彼の足を踏まぬ様にそっと身を引き、吊り革を手放した。扉が開けば人の流れに沿って下車。後ろに彼が居ることを確認したなら人の邪魔にならぬ程度の速度で二人並んで改札口の方へ足を運び、各々ICOCAで通り抜け。――さて、後は買い物をしていくだけ。何処から回ろうかと思考回しては食器の様に重くて嵩張る割れ物は最後にすべきだろうと一人頷き、次いで彼に簡単な提案を)な、最初は服でも見いひん?お前のセンスで俺の服選んでや(ふへ、)
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