白膠木簓 2019-10-03 21:10:21 ID:c50696174 |
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…(不意に聞こえた彼の一言、それに対して感じる安堵。‘彼が幸せであること’。それが今一番の望みだったから、早々と叶ってしまっては張り切っていた肩の力も静かに抜けた。お前が幸せやったら俺も幸せ、…なんて言うたらまたクサいセリフやて笑われるかもしれんなぁ…。喉まで上がってきた言葉を再び飲み込み、代わりにゆったり一度だけ深呼吸。冬ならではのひんやりとした空気が心地好い。のんびりとした気分と歩調、二人分の足音。一定のリズムと間隔は耳にも楽しい。そこへアクセント加える如く隣で吹き出した彼にまた意識を向けては)あ?寒い言うなやほっとけ…(可愛さならささちゃんの方が、なんて今日は言えない。だって今日の彼はかっこいいから。むう、と態とらしく眉顰めるも、続けられた気遣いにやれやれと今度こそ呆れに肩竦め)あーほ。何処ぞの人気芸人さんや無いんやし、何処の誰が一般人にそないなもん仕掛けてくんねん(くつり、)
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