白膠木簓 2019-10-03 21:10:21 ID:c50696174 |
通報 |
ん、…(皮膚を引っ掻いた彼の爪。痛くはないが擽ったいわけでもない。ただ、それが妙に興奮を煽った。仕事終わりで明日も仕事。そんな疲れている時に限って欲が顔を出すのだ。情けないことに、今なら簓がどんなことをしたって興奮する気がする。…可愛ええな、ほんま。愛嬌があって面白くて、頭も回れば舌も回る器用な人。ほんまに可愛ええ。…口にしたらどんな反応をするのか、気にはなるが然し言うほどでもないか。なんて自己完結。そうして戯れに食んだ唇が震えていることに気が付いたのは何も偶然じゃない。そもそも唇というのは元々敏感な所だ、微弱な動きとて気付かないはずがない。伸ばした舌先を割れ目に沿ってぬるり動かし、けれどもその先へは進まないつもりだった。だって、これ以上深くなれば今夜は止まれそうにない。惜しむようにじっくりと唇擦り合わせ、それから静かに離す。開けた瞳には情欲と慈しむような色が滲んでいる。眉を下げて小さく笑えば 続きの代わりに、と頬へ口付けを落とし)…はい、おしまい。今日はここまでにしとこ。眠いし、これ以上は……な、俺があかんようになるから。
トピック検索 |