白膠木簓 2019-10-03 21:10:21 ID:c50696174 |
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……もうやめ、可愛い言うなて。そないに言うても何も出えへんからな(彼の一言で一喜一憂してしまう己が何だか少し気恥ずかしい。先程の取り乱し様から一転静かな声色で紡ぐ言葉。未だほわり熱冷めやらぬ顔をふいと逸らせば彼の御髪に頬埋め。…温かい。体温もそうではあるがそれ以上に心が。簓は太陽だと思う。傍に居ると眩しくて、包み込まれると優しくて温かい陽だまりのよう。好き、と態々口にはしない気持ちは触れる箇所から全部伝わればいい。好き、大好き。抱き締める力強めては「簓…」とぽつり無意味に名前呼んでみたり)
ン…、ぁ…(目は開いていたから彼の表情の変化はよく分かった。こないな顔も格好良いなんて天はコイツに何物与えとんのや。後頭部に回る彼の手が逃げ道を無くす。…逃げる気なんて端から無いのにな。思わず緩みそうになる頬を頭の中で叱咤しながら彼の舌を受け入れる。目はもう一度瞑っておいた。この触れ合いに集中したかったから。優しくも確かに引き出される快感に背震わせ、口内響く水音に煽られる。柔くて熱くて生々しい。溜まり始めた唾液ごくり飲み込めば此方からも積極的に舌絡め)
えぇ?もう十分キラキラしてるやん自分、それ以上輝いてどないすんの。お前は俺みたいな一般人には眩し過ぎるっちゅーねん(威勢の良い突っ込みに声は出さずとも腹震わせて笑い。叩かれては宥めるように背中とんとん、)
おー、任せとき。先生は間違い正すの得意やねん、赤ペン手に取ったらビシバシ厳しく採点すんで(ふふ、)まあ、その時が来たら頑張ろか。どっちかが失敗しても成功した方が連れてってくれたらそれでええわ。三途の川 一緒に渡れば 怖くない、ってな。あ、初っ端から字余りやなこれ…(むむ、)
ううん…? なに、お前は自分で自分可愛いと思ってるん?(詰め寄られては態ときょとり、無垢な顔で首傾げて見せ。次いでそっと慈愛の微笑み生暖かい瞳向けては)うん、まあ…それで人に迷惑かかってるわけでもないもんな。自分が可愛い思えてるんやったらいいんちゃう…?
遅なってごめんな簓、ただいま戻りました。…はぁ、思ったより時間かかってもうた。急に用事入んのはほんまに勘弁願いたいな…(疲れたように欠伸ひとつ、) 俺もちょっとただいま言いたかっただけやし、こっちは蹴ってな。
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