B 2019-08-26 17:16:30 |
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>>23
(粘るのは当然だろう。誰だって死にたくはない。見苦しいと言われなくて助かった……等と思いつつ、相手の言葉を待った。)
ありがとうございます。
(“子”だなんて、と一瞬考えて、彼が吸血鬼であったことを思い出す。なるほど自分より年上なのかもしれない。許しを得て無意識に油断したのか、そんなことを考えている最中に首に触れられ、比喩でなく唾を飲んだ。喉仏が動くのをやけに強く感じる。ひやりとした感触が、まるで首輪のようだ、と思った。彼がそれで満足するのなら、別にいくらでもつけてもらって構わないと思う。ペットにだって情はわくのだ。首に手を添えられたまま、仕える上ではほぼ当然と言っても過言ではない言葉と、裏切ったら許さない、という言葉を与えられて……ひどく、安堵した。その言葉は、彼が自分をーー少なくとも敵ではないものとしてーー受け入れた証左でもあるのだから。大丈夫、解っている、安心してほしいという意味を込めた柔らかな微笑みとともに答える。手の存在によって、声は喉を震わすということが改めて感じられた。)
勿論でございます……我がご主人様。……主様とお呼びした方がよろしいでしょうか?
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