──ひと夏の恋の行方──【NL】

里穂 ( >55 )

石蹴ってたからてっきり子供だと、
(むきになる彼女を見てﾌｫﾛｰを入れるつもりで言ったのだが逆効果な予感もする。子供だと思ってたのが幼馴染である彼女だった、というのは別に嫌だった訳でもなく元気そうな姿が見れて嬉しい気持ちもあり。「 あー、里穂はｱｲﾄﾞﾙっぽいわ。なに、結構人気なわけ？ 」ｱｲﾄﾞﾙに興味のない己は情報に疎く、人気なｸﾞﾙｰﾌﾟ等よく知らない為気になり首を傾げて。 )

紗香 ( >56 )

へえ、紗香ってﾓﾃﾞﾙとかするんだ。
(彼女の口からさらっと出てきた職業が予想外で驚き。全体的なﾊﾞﾗﾝｽも良いしﾓﾃﾞﾙでも余裕で通用する容姿だとは思っていたが彼女は表に出るようなﾀｲﾌﾟだとは思っておらず、幼馴染とはいえ全然知らなかったんだなと感じ。「 中1と中3。俺に毎日電話してくんのが可愛いだろ 」妹の事を聞かれ、待ってましたと言わんばかりの表情で前記述べれば頼まれてもないのに妹の写真を見せつけて。 )

雫 ( >57 )

まあ元気そうで何より。
(この田舎で叫んだら島中に聞こえそうだろ、なんて思いながらも言い返さず、ふっと笑って上記述べ。久しぶりに会った今も昔と変わっておらずどこか安心し。「 約束？.. ああ、いや違う。ただ仕事先がここに変わったから帰ってきただけ 」彼女の口からあの約束について聞かれれば首を横に振って否定し。覚えてはいるものの全員が本当に帰ってくると思っていない為、今こうして会えているのが己からすれば驚きである 。 )