とあるBARにて

碧)…っるさ…なに？

少し不機嫌になりつつそう言って目を細める

海「やっばあ仕事のこと忘れてた！！！！」

顔を真っ青にさせながら、バタバタと動き。

碧)ちょっと待って…これだけさせて？

立ち上がって相手の横に移動すると首にキスマを残して

海「っ……へっ？」

ぽかん、と固まって。

碧)んじゃ、仕事頑張って~

軽くそういうとまた布団に潜って

海「う、うん！いってきます！」

ドキドキする気持ちを抑えて家を出て。

碧)…海は誰にも渡さねぇ~…

布団に潜るとそう言って独占欲を剥き出しにして

海「……ただいまーって言って入ってみようかな、なんて…」

仕事が終わり、着替えて碧の家の前に来ると、照れくさそうに呟きながらインターホンを鳴らし。

碧)……はーい。

海が仕事に出て行ったあと碧も仕事してちょうど今寝起きなため不機嫌なまま玄関を開けて

海「あ…すいません、こんな時間に。」

相手が不機嫌であるため、さすがにじょうだんはいえないな、と

碧)…ん~…いいよ。

相変わらず不機嫌そうだがそう言って家に入ってもらうと玄関でぎゅっと抱きついて

海「あ…」

来るの不味かったかな…と不安だったが、抱きつかれるとほっとしたように笑い。

碧)うん…まだ残ってる…。

抱きつきながらも首元のキスマークを見てほほ笑む

海「あはは…結構目立ったよこれ…」

苦笑いしながらそう言って。

碧)誰かに何か言われた…？

学校に行ってる間のことが不安で仕方なかったようで

海「んー…『先生虫刺されたんですか？』ぐらいかな？」

そんなに変なこと言われなかったよ、と。

碧)…まだ子供は気づかねぇーのか。

そう言いながらも微笑んでいて

海「まあ、僕はモテないから誰も僕に恋人がいるなんて思わないんじゃない？」

ふふっ、と笑いながら。

碧)それはそれでかわいそ~。

そう言いながらクスッと笑ってゆっくりと自分の部屋へと向かう

海「他人に言われるとぐさっとくる…」

引きつった笑みを浮かべ。