賢者アークエット 2019-07-16 19:33:40 |
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【 幕開け / 第二要塞都市ソルブランカ- 中央広場 - 】
( 昼下がりの第二要塞都市ソルブランカ。いつ訪れるかも解らぬ魔族の進撃、それに怯えながらも人類は懸命に生活を営んでいた。都市の一角、ライフラインの一つを担う給水塔を整備するのは、秘奥を持たぬ非戦闘員。前線に立ち、魔やナハトを叩っ斬る事は出来ずとも、彼等は彼等の方法でこの世界に抗っていた。 )
“ __聞いたか?今日、青銅騎士団が遠征から帰還するんだってよ ”
“ 嗚呼、道理でマリア様が朝からそわついてらっしゃる訳だ。弟君、無事だと良いな ”
( 突如として、防壁内に吹き荒れた一陣の風。それは平和な午後の空気を攫い、まだ新鮮な血の匂いを運んできた。多くの民が図らずして集う中央広場、そこへ息を切らして奔走してきたのは、ソルブランカを警備する斥候隊の一人で )
“ ナハトの奇襲だ!青銅はアマニ旧市街で足止めを喰らってる、遠征後で装備や体力も摩耗してる!動ける奴は応援に出てくれ! ”
【 ルート選択:
∟①騒ぎを聞きつけ、アマニ旧市街へ直行
∟②生憎斥候の報告が届かない場所に居り、マリア=レギナと対話 】
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≪ ① ≫
【 電磁のハニー、『 下弦の騎士ヴィンセント 』 / アマニ旧市街 】
『__卑怯者めが』
何がぁ?戦略にズルいもへったくれも無いよう。
( 青銅の鎧を纏い、肩を上下させながら吐き捨てた男、そのレイピアを握る手は震えている。打ち砕かれたヘルムの奥から睨むように見据える双眸から、震えの正体は恐怖ではなく身体的な限界が近い事を示している。一方、男の悪態にあっけらかんと答えて見せた女は余裕綽々の態度。指先でクルクルとチャクラムを回しつつ、くるりと辺りを見回せばそこには屍が散在する。青銅に身を包む者、鎧など着用していない者、どちらも同数が横たわり立っているのはこの二人だけだ )
≪ ② ≫
【 マリア=レギナ / 第二要塞都市ソルブランカ- 墓所 - 】
__縁起でもないわね、私ったら
( 一つ一つの墓前に一輪ずつ花を供え、女は自嘲気味に呟いた。白いドレスの様なローブは美しい金糸で刺繍が施されており、その裾がどろどろに汚れてしまっていることから、もう何度も地面に跪き、故人へ一人ずつ冥福の祈りを捧げていたことが伺える。今日は弟が帰還する日。無事に帰るか分からない肉親を待つのにはいつまで経っても慣れず、手持ち無沙汰に墓参りをするなとヴァルハラから野次られてしまうだろうか )
【“”内は全てモブの発言であり、返信は不要である。『』内はストーリーに関係のあるNPCの台詞であり、反応して貰っても良い。成るべく分り易くする為、君達がモブを出現させ、ロル内で会話する事は遠慮して頂こうと思う。また、冒頭の【 名前 / 現在地 】の書き方や、ロルの形式も合わせて貰えると有難い。文字化けへの対策を考慮し、カタカナや記号は全て全角で使用してくれたまえ。早速ルートは分岐する、好きな方を選び君の冒険の第一歩目を踏み出してくれたまえ。】
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▼ 世界観・概要 ▼(>1)
▼ 重要用語 ▼(>2)
▼ ルール ▼(>3)
▼ 募集一覧 ▼(>36)
▼ PFシート、PF例 ▼(>5、>6)
▼ 追記 ▼(>7)
▼ 重要NPC ▼(>13)
>羊皮紙、ラム酒、蝋燭と剣戟【https://www.saychat.jp/bbs/thread/649434/】
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