シャルロッテ 2019-06-30 18:01:29 |
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「…知らねーよ、金持ちのお嬢さんの
考えなんて…」
ヒロインはどこか悲しげに呟く。
彼女はヒールを履いているにも関わらず、
足音は一切しなかった。
廊下に敷かれたカーペットは足音を
吸収してくれ、彼らは闇夜の猫のようだった。
「…標的はこの部屋の奥、だけど…ガードが
鬱陶しいな。待ってろ、切り開いてやる」
ヒロインは呟くなり電光石火、
二人のガードマンに飛び掛かる。
「…誰だっ!」
答えるより早く彼女が足払いをかまし、
ガードマンはバランスを崩す。
彼女がストレートを打ち込もうとした、
その時だ。
「…チッ!」
ヒロインは後ろから羽交い締めにされたのだ。
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