「そっか……僕は、生まれたときから、 何も知らなかった。お祖父様のお陰で、 何不自由なく暮らしてた、から………」 リリィは自分の暮らしを恥じるように俯く。 《でもよ、そもそも…王家が狂っちまったのは 《悪の星》のせいだろぉ?それ潰せば いーんじゃねぇの?》 【ジェイド】は考え込むように呟く。